今のKPOP、
本当に、やばいと思います。
なにがって、
メンバー全員が
“全部、担当”
しているところ。
ビジュアル担当であり、
ダンス担当でもあり、
ラップも歌も、バラエティ力も、語学も。
忙しすぎる。
昔はもっと、
役割が明確だった気がする。
ダンス担当、ビジュアル担当、
ラップ担当、ボーカル担当。
“みんなから愛されるキャラ”と
“多言語対応”みたいに、
パート分けされていた。
今ももちろん、
メンバーそれぞれの
魅力や個性はあるけれど、
全員に「オフェンスもディフェンスも
やってくれ」と、言われている感じ。
言うならば、
サッカーじゃなくて、
フットサルをやれ。
しかも、それを
メッシや、C.ロナウド相手にして。
そう、言われてるような感じ。
⸻
そして彼らは、
時代の音を取り込む。
ビルボードのトレンド、ヒップホップ、
EDM、ディスコ、懐メロ系……
その時代の“音”を取り込みつつ、
KPOPというカルチャーに、進化させている。
そんなKPOPに、
最大限の敬意を表したい。
⸻
僕は、ただのHIPHOPファンです。
そして、KPOPファンでもある。
そんな僕が、個人的に
「うわ、これただの“アイドル ラップ担当”
ではなく、バチバチ HIPHOPじゃん」
と感じた瞬間が、ありました。
今回はそんなアーティストや楽曲
を紹介していきます。
⸻
HIPHOPが好きなやつは、
こんなところに刺さったんだなーと。
ライトに見て頂けたら嬉しいです。
⸻
“好き”を共有していきましょう!
「これもおすすめあるよ!」
ってのがあれば、
遠慮なく教えてくださいね。
⸻
一つの記事では、
書ききれなかった為、2部構成で
お届けしてまいります!
それでは、本題に入っていきます。
BIGBANG
言わずと知れた、
“KING OF K-POP”。
K-POPというカルチャーを、
世界へ押し上げた象徴的存在。
彼らは、ただの
“アイドルグループ”じゃない。
音楽性、スタイル、オーラ、
すべてにおいて規格外。
ヒップホップのエッセンス
彼らには、明確に
ヒップホップの香りが漂ってる。
G-Dragonの、誰にも真似できないセンス。
TOPの、あの低音で語るようなラップ。
それだけで、フックになる。
「Haru Haru – Japanese Version」
(BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2014-2015)
オリジナルのアップテンポも最高だけど、
このバラードバージョンは異常。
音の乗り方が、エロすぎる。
色気が滲み出てて、香り立つような音。
聞いてるだけで、
DIORのソヴァージュが、香ってくる。
(ジョニーデップも、たぶん聴いたらビビる。)
G-DRAGON – 「HOME SWEET HOME」
(feat. TAEYANG & DAESUNG)
彼らは、
何年経っても、色褪せない。
2024年のMAMAでのパフォーマンス、
あれは“帰還”だった。
楽曲自体は、
ポップス寄りかもしれない。
でもそこには、
「俺たちキングが戻ってきたぜ」
ってスタンスがある。
G-Dragonのすべての立ち振る舞いに、
HIPHOPのスピリットを感じる。
彼らの存在は、
“ジャンル”を超えて、
カルチャーそのものなんだ。
4minute – HyunA(ヒョナ)
ヒョナ、伝説。
この言葉に尽きる。
“ガールズグループの一員”
という枠に収まらない。
彼女は、主役であり、異端である。
存在そのものがHIPHOP。
「Crazy」
イントロからもう、異常。
ヒョナのラップが始まった瞬間、
空気が変わる。音が殴ってくる感じ。
とにかく、えぐいです。
・ラップの鋭さ
・ビートを切り裂くようなダンスブレイク
・独特のファッションセンス
全てが、ただの
“かっこいいアイドル”を超えて、
一人の“表現者”として成立している。
ヒョナの存在感
彼女の表情、仕草、
目線ひとつで引き込まれる。
カメラを“見る”んじゃなくて、
“睨み返してる”。
舞台の真ん中にいる理由が、
説明不要で伝わる。
今でいうなら、ちゃんみな的存在感?
ちゃんみながそうであるように、
ヒョナもまた、
「女の子」っていう枠じゃ語れない、
鋭さと美しさを共存させたアーティスト。
セクシーとかカワイイとか、
現状、存在する言葉では、
形容することができない存在。
KPOP界の中で、ヒョナは”異物”
だったかもしれない。
でもその異物感が、時代を動かした。
今聴いても、あのバイブスは完全に
HIPHOPそのもの。
“Crazy”というタイトルに、
ヒョナのすべてが詰まってる。
それは狂気じゃなくて、“制御不能な美しさ”。
PENTAGON
“パシューターダンス”
って覚えてます?
あの肩をパシュパシュ動かすやつ。
当時、SNSでめちゃくちゃ流れてきたあれ。
日本では同時期に、
DA PUMPの「U.S.A.」がバズってた。
「カーモンベイベーアメリカ〜♪」
が街中に、流れていた。
でも、僕は思います。
“パシューターダンス”の流行を
先に作ったのは、
実はPENTAGONなんじゃないか?って。
「Shine」
メロディはポップで可愛げあるのに、
ビートは意外と骨太。
“パシューターダンス”を中心に、
振り付けもシンプルだけどクセになる。
「Shine」って曲そのものが、
PENTAGONというグループの
センスを凝縮した作品。
イドンという、存在。
この曲の中でも、
特に異彩を放っていたのが、イドン。
ラップ担当じゃない。
でも、“目を奪われる”存在だった。
彼のファッション、アート感覚、表情、所作──
どこかにHIPHOPのエッセンスが香る。
“表現で語るアーティスト”
イドンは、
「俺、こんなラップできます」ではなく、
“佇まい”で世界観を出すタイプ。
それって、HIPHOPでいうところの
“DOPE”の定義にかなり近いと思っています。
ただ、韻を踏む。
早口で、ラップをする。
それだけが、HIPHOP
というわけではないのですから。
スタイルで語る
言葉じゃなく、
空気で“かっこよさ”を伝える。
それが、イドンの魅力。
最高にDOPEだと思います。
iKON
「BIGBANGの弟分」として
登場した、iKON。
当時からただの“若手グループ”
じゃなかった。
ビジュアル、ファッション、サウンド
どれを切り取っても、
明確に“HIPHOP”の匂いがしました。
「LOVE SCENARIO」
エモくて優しいメロディ。
でもその裏に、
静かに刺してくるリリックがあります。
・失恋ソングなのに、甘ったるくない。
・ほろ苦くてリアルで、どこか男臭い。
それが、まさにHIPHOP的エモさ
なんだなと思います。
ラップパートが“主張しすぎない”のも
逆に良くて、グループとしての完成度が高い。
「KILLING ME」
こっちは、情熱むき出しのバンガー系。
イントロから爆発しそうなテンションで、
ラップもより攻撃的。
音の乗り方が、
完全にストリートサイド。
KPOPなんだけど、
めちゃくちゃ黒い匂いがする。
そして、その中に垣間見える
“BIGBANGの影”が熱い。
ファッション × BIGBANGのDNA
・カジュアルなのにセンスが尖ってる。
・“脱がなくてもカッコいい”をやってのける。
・ブランドよりも、
“ノリとバイブス”を重視したスタイル。
この辺りに、BIGBANGから受け継いだ
“リアルHIPHOPマインド”が滲み出ている。
iKONは「BIGBANGの弟分」って
言葉に、甘えていなかった。
むしろ、「俺らは俺らで行く」
っていう”個の強さ”が随所に
出ていたとおもいます。
無意識に漂うあの色気とか余裕感──
それはやはり、”BIGBANG”
の血を引いてる証拠だと、思います。
IVE – REI(レイ)
3言語を操るオリジナルラッパー。
日本語・韓国語・英語を使いこなし、
自分のリリックで“バース”を刻むその姿に、
完全に持っていかれました。
「After LIKE」
可愛らしいビジュアルに
油断していた僕たちの前で、
レイが放ったラップは、
完全に、予想外。
そして、規格外。
いや、“油断してた方が悪い”
と、言われて納得するくらい、
堂々としていて、鮮やかで、強い。
「え、これKPOPのラップじゃなくて、
HIPHOPとして全然成立してるやつじゃん…」
正直、震えました。
・フロウ
・音のはめ方
・声質
・表情
全てが“自分のラップ”として
仕上がっていた。
「かわいい顔して、
こんなラップかますんかい!」
気づいたら、
リピートしまくってました。
BABYMONSTER – ASA(アサ)
バズりすぎ注意。
特にやばかったのが、
「DRIP(THE FIRST TAKE ver.)」
ASAのバース、ぶち抜いてた。
もうあれ、“一撃必殺”でした。
・無駄な動き一つないミニマルな映像
・それなのに伝わる、圧倒的存在感
・ひとこと目から空気を支配するあの感じ
何回でも聴きたくなる。
気づいたら、また聴いている。
まさに、“中毒性高すぎ注意”。
KPOPアイドルの中に、
完全に“ラッパー”がいた。
フロウもラインも、
現場のMCとしてやっていける説すらある。
総評:
レイもアサも、
「女の子っぽさ」や「アイドルらしさ」に
とらわれず、
“ラッパー”としての自分を
出しているところがマジでカッコいい。
そこに漂うのは、
“ヒップホップの本質”とも言える、
「自己表現」。
・人前でどう見られるか
ではなく、どう届けるか。
・アイドルの枠から
はみ出すくらいの強さと自我。
この辺、ヒップホップ好きから
見ても完全にRespect対象。
前半戦は、ここまで。
書いてて、
楽しすぎました。
ついつい、
熱が入ってしまいました。(笑)
まだまだ、ヤバいとおもう
KPOPアーティストは、たくさんいます。
次回も、どんどん紹介してまいります!
(BTS,BLACKPINK,REDVELVET…など)
後半戦も、
ぜひみて下さいね!
ではまたっ。
コメント