あなたが思うもっとも怖い存在って、なんですか?
お化け?ジェットコースター?お金?
確かに、どれも怖いものです。
でも、こんな言葉を聞いたことはありませんか?
「人間が一番怖い」
僕は、この言葉に心から同意します。
なぜなら、僕が人生で出会った中で一番ゾッと
した存在は「テイカー」だからです。
テイカー──
聞き慣れないかもしれませんが、
彼らは静かに、しかし確実に、
物、時間、心
全てを奪っていきます。
…しかも、笑顔で近づいてくる。
まるで、親しき仲間かのように。
気づけば、あなたの心のドアは半分開いている。
1秒でも早く、距離を取らなくてはいけない。
今回は、身近に潜む「テイカー」の正体と、その見抜き方・防衛策についてお話しします。
テイカーとは何者?
テイカー(Taker)
直訳すれば「取る人」。
でもその“取る”は、ただの物じゃない。
彼らは、あなたの時間を奪い、あなたのエネルギーを吸い取り、最後には自信までも持っていく。
しかも、そのやり方は派手じゃない。
大声で怒鳴ったり、脅したりはしない。
むしろ優しい言葉や笑顔で、すっと懐に入り込んでくる。
気づけば、あなたは“貸し”ばかりを積み重ね、
相手は“得”ばかりを積み上げている。
そして──ヤツらは、
その“貸し”を平気で踏み倒す。
タチが悪いのは、普通の負債なら期限や契約が
あるが、テイカーの負債には期限がないこと。
だから、あなたが気づかずに関わり続ければ、
一生、搾取され続ける。
…まじで、クソ。
本当に危険な存在なんです。
心理学者アダム・グラントは著書
『GIVE & TAKE』の中で、
人を大きく3つに分類しています。
・ギバー(与える人)
・マッチャー(バランスを取る人)
・テイカー(奪う人)
この中で、最も危険なのがテイカー。
彼らは、自分の利益のために人との関係を
“利用”する。
善意を装いながら、裏では計算高く、奪うことだけを考えている。
もしあなたの身近に、
・会うたびに疲れる
・話がいつも相手の都合中心
・「助けてくれたら…」が口癖
そんな人物がいたら、赤信号かもしれないです。
どうやって近づいてくる?
テイカーは、いきなり襲いかかってくるわけ
じゃない。
彼らのやり方は、忍び寄る影のように静かで巧妙なんです。
まず最初にやるのは、信頼を得るフェーズ。
・親切に見える行動
・共感してくれる態度
・あなたの話に興味を示す
この時点で、あなたは「いい人だな」と思う
だろう。
でも、それは罠の第一歩。
次に彼らは、小さな借りを作る。
・「これ手伝ってくれる?」
・「ちょっと相談に乗ってほしい」
ここであなたが助けると、
テイカーは得を積み重ね、あなたに
小さな“貸し”を残す。
そして、この貸しが積もりに積もる頃には、
あなたは知らないうちに
精神も時間も搾取されている。
僕も、ありました。
学校の授業中、隣の人に話しかけられました。
「あれ、かみやくんって△△の知り合い?」
特に、嫌悪感はありませんでした。
気さくな人だなと。でも、気づけば
「テスト見せてくんない?」
一度きりだと思ったので、
カンニングさせてあげました。
しかし、その後も、毎回テスト前、テスト中
小声で言ってくるのです。
「ごめん、かみやくんテスト見せて。」
…
クソ野郎が。
指定席だったので、毎回隣になるしか
なかったのです。
断ると席の居心地悪くなるかなと思いました。
でも、むかつきました。
だから、フルシカトしました。
一切話しかけてこなくなりました。
その為だった。その程度だった。
クソでしたね。
気の小さい子だったら、断れなかったと
思うんです。
“あいつの顔忘れない”
さらに巧妙なのは、テイカーは
罪悪感を与えながら要求することもある。
・「あなたならわかってくれると思って…」
・「助けてくれたら嬉しいな」
この甘い言葉に、つい頷いてしまう人は多い。
でも、その裏にはいつも、奪う計算が隠れています。
見抜くサイン&防衛策
テイカーを見抜くのは、意外とシンプル。
ただし、感覚を研ぎ澄ます必要があります。
見抜いて、”憎きテイカーども”
を排除しちゃいましょう。
見抜くサイン
・会うたびに疲れる
気づけば、エネルギーが
吸い取られている感覚がある。
・話がいつも相手中心
あなたの話は流され、相手の都合で進む。
・小さなお願いが積み重なる
「ちょっと手伝って」「これ貸して」
・罪悪感を誘う言葉
「あなたならわかってくれると思って…」
「助けてくれたら嬉しいな」
優しい言葉の裏に計算があります。
防衛策
1. 距離を取る
物理的でも心理的でもOK。
1秒でも早く“フルシカト”できるなら、
それが最強。
2. 与える量をコントロールする
ギバーになる必要はない。
自分のエネルギーを守ることが先決。
3. 貸しは残さない
小さなお願いも、「無理です」と
断る勇気を持つ。
蓄積されると、取り返しがつかなくなります。
4. 観察と記録
言動を覚えておく。
どこまでが“利用”かを意識するだけで、
心の防壁になります。
最後に
どうでしたか?読んでいて、
「ああ…わかるかも。」
「そんなの、ないない(笑)」
人によって、いろんな感想があったかと
思います。
某先生は「人は支え合って生きている」と、
言っていました。
僕も、そう思います。
いつも周りの人たちに恵まれていて、
なにかあれば助けてくれるし、
辛い時には励ましてくれる。
ダメな時は、しっかりダメだと叱ってくれる。
そんな周りの人たちに助けられてきたから。
僕も、誰かを助けてあげたい。
自分なんかが、誰かのためになれたら。
すごく嬉しい。
でも、そんな気持ちに漬け込んで
奪っていく人がいるのも事実。
いちいち「アレをやってあげた、ソレを渡した、お返しは?」なんて思いません。
それで、友達って変ですよね(笑)
でも、自分の人生を不幸にする存在なら、
ポイしてしまいましょう。
左スワイプです。
あなたのかけがえのない人生なんです。
尊い自分の人生を。
自分自身を大切にしてあげてくださいね。
ではまたっ。
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