これは人間関係論である。
だが恋愛についてしか語らない。
21世紀の人間関係は、
情報と演技に満ちている。
Loveはスキルであり、
Attitudeは演技なのである。
“好き”の伝え方すら
“マニュアル”の時代なのだ。

だが、その流れに一蹴する戦士たちがいる。
それは”天然型ツンデレ”である。
今更、語り尽くされた
ツンデレ語るなよって?
この角度ならば、どうか。
ツンデレには2種類ある
①養殖型ツンデレ
“後天的ツンデレ”とも、言えるであろう。
ターゲットを撃ち落とすための技として
ツンデレを使いこなすテクニシャン。

いわゆる”あざとツンデレ”という感じ。
世はまさに、情報社会。
あらゆる恋愛テクニックが蔓延っている。
テクニックを会得した強者たちよ。
存分に転がしてくれたまえ。
“圧倒的肯定派”である。
②天然型ツンデレ
これは、”先天的ツンデレ”。
覇者であると言える。
恋愛ヒエラルキーなんてものが
存在するならば、
この種が王座に君臨するだろう。
生まれ持った”ツンデレ”。

長女のイメージである。
長女として姉さんポジを
長年やってきた結果、
甘え方がわからなくなった。
そして、たくましく育った。
だからこそ、甘え方が
分からず不器用。
甘える対象に甘えたい。
でも、甘え方が分からない。
で、突っぱねてしまう感じ。
実に素晴らしい。
しかし、長女というフィルターを通して
形成し、生まれた”ツンデレ”になるから
厳密にいうと、“後天的”ではある。
あなたは、そのまま生きてください。
なにも間違っていないのです。
変な雑味は入れないで。
ありのままでいいのです。
天然型ツンデレは絶滅危惧種
”天然型ツンデレ”は
”絶滅危惧種”である。
この世は情報に溢れている。
愛のテクニックだらけ。
己の姿を静止画・動画で確認する時代。
無意識でも、己を分析できてしまう。
これ言えば、どう見られるか。
適度に突っぱねて、あとからそっとデレたら
オチるだろうというテクニック。
そうなると、天然物も
そこらじゅうに散りばめられた
“恋愛テクニック”という名の
人工物で、作られた餌を食べてしまう。

やたら栄養価が高すぎる
サプリメントみたいな物を。
と、なると、
味わい変わってきてしまう。
天然もののふわっと広がる旨味ではなく、
養殖もののガツンって、来る人工的な旨味。
なんとなく、伝わりますかね?(笑)
ジブリのヒロイン
突然ですが、
あなたはジブリ作品の中で
1番好きなヒロインは、だれですか?
もののけ姫 サン

好きだ。
非常に好きだ。
獣くさい?
土くさい?
関係ない。
顔がタイプだ。
そなたは美しい。
そして、彼女は
まごう事なき”天然型のツンデレ”なんだ。
アシタカが死にかけになり(死んでた?)
口の中で食いもん砕いて、
口移ししていたあの瞬間。
あれは、あざとさで
やってるようには思えない。
生きろ。と。
ベースは、ツンケンしている。
心許すと、
甘い表情とか見せてくる。
つまり、
恋愛は”マニュアル”なんかじゃない。
味わいなんだ。
人類よ。ハートで、恋せよ。
P.S.
もし、サンのような人が
目の現れたら、
婚約者から貰ったナイフ、
渡してしまうだろう。
彼のことは許そう。
(笑)
ではまたっ。